開いたばかりの国家予算データのテーブルには、行の項目(縦軸)は「全組織」と「全科目」しかありませんが、もともとのデータでは組織の中に省庁などいくつかのレベルのデータが含まれております。より深いレベルのデータを表示させることをドリルダウンといいます。
縦軸の「全組織」のラベルをクリックします。すると、以下のようなポップアップメニューが開きます。このメニューの「詳細の表示」をクリックします。

すると組織が展開されて、所管(省庁など)の項目が表示されます。

所管が表示されたことで、予算の全体の増減に対して省庁ごとの予算の動きをつかむことができます。(図ではスパークバーを表示させています。)省庁全体を眺めて気になるところがあれば、更に詳細を表示させることが可能です。例えば、他の省庁に比べ、内閣府の予算は大きく増減しているのがわかります。そこでさらに内閣府の詳細を表示させてみます。内閣府のラベルを左クリックし、開いたメニューから先ほどと同じく「詳細の表示」を選択します。すると、内閣府について更に下部の組織が表示されました。

詳細を確認したら、その詳細を閉じてみます。今詳細を開いた「内閣府」のラベル上で左クリックし、開いたメニューの最下部、「フィルターの解除」を選択します。すると内閣府の下に表示されていた組織項目がすべて閉じて、所管のリストのみとなります。
このように、「詳細の表示」、「フィルターの解除」でのテーブル操作が基本となりますが、「フィルターの解除」は直前に行った詳細表示などの操作を解除するものなので、詳細の表示を複数開いている場合は詳細を完全に閉じられない場合もあります。そのような場合は、レベルの削除という操作を行います。
全組織、あるいは各省庁のいずれかのラベルを左クリックし、開いたメニューから「レベルの削除」にマウスカーソルを合わせると、削除できるレベルのリストが表示されます。例えばそのリストから「所管」を選択して「所管」レベルを削除すると、一番最初の全組織のみの1行が表示されているテーブルに戻ります。
左クリックで表示されるメニューには他にもいくつか機能がありますが、どれもドリルダウンを実現するものなので、どのような操作が可能かぜひ試してみてください。
続きを隠す<<